2015年6月8日月曜日

軽井沢へ行こまいかい(その1)

1.はじめに
 私の家内の姉が嫁いでいる宮田家の一族郎党の会で京都へ行くことになり、二人共々中学校の先生である高島さん夫妻が主宰して、その当時娘さんが京都大学に在学していたこともあって、2012 年の初夏に「京都に行くまい会」を立ち上げ、私たちにも一緒にどうですかと誘われて参加したのが最初で、これまで都合3回ご一緒させていただいた。そして今年もどうですかと声がかかり、同道することになった。ただ今年の行く先は京都ではなく軽井沢とのことであった。しかもこれまでは全行程マイクロバス使用だったが、今回は3月 14 日に開通した北陸新幹線を利用するとか、これは私にとっては初の乗車機会である。日程は平成 27 年5月 30 日 (土) と 31 日 (日) の2日である。参加者は、第1世代 (旧姓西野の3姉妹とその配偶者) の5名、第2世代 (旧姓宮田の3姉妹とその配偶者) の5名、第3世代 (第2世代の子とその配偶者) の4名、第4世代 (第3世代の子) の3名の、計大人 14 名、幼児3名である。これまでも4世代混合の旅行がこの会の特徴だったとも言える。

2.第1日 5月30日(土)
2−1 軽井沢へ
 集合は5月 30 日の午前8時に金沢駅改札口、案内では 8:20 発の「はくたか 556 号」に乗車、軽井沢へは 10:25 着とのことである。家を午前7時に出た。途中道路が混んでいるのを心配してのことだが、割とスムースに着くことが出来た。家内は在来線の改札口で待とうとしたが、新幹線の改札口は別、初めてだとどうも戸惑う。それと開業以来、客から苦情が多かったのは、女子トイレとコインロッカーの少なさ、家内も時間があるのでトイレに出かけたが、余りにも遅いので訊くと、やはり長蛇の列だったとか。私は駅地下にあるコンコースにあるトイレに行ったが、こちらはガラガラ、案内にも問題がありそうだ。
 8時近くになり皆さんお揃い、高島さんから乗車券と特急券が渡される。旦那さんはラフな格好だが、この4月からは金沢市内のとある中学校の校長先生、でも二人とも大変フランクで親しみが持てる。ただ惜しいことに、旦那の方は少なくともこの1年間はお酒と縁を切らねばならないとか、気の毒至極である。
 ホームへ上がると列車は既に入っていて、我々が乗る 10 号車の後に続く 11 号車のグリーン車、最後尾 12 号車のグランクラスの内部を外から見ながら列車のノーズを見に。車体先端から上部にかけての鮮やかなブルーと側面のアイボリーホワイトのコンビネーションがとても良く、皆さんこの先頭車両をバックに記念写真を、我々も御多分にもれずである。
 列車に乗って出発を待つ。出発のベルが鳴るわけでもなく、あの出発のメロディーもドアが閉まった車内では聞こえず、外を見ると列車は動いていた。これは評判通りだと感心した。少なくとも発車の振動は全く感じられない。ただ停車のために減速する時には、これから停まるのだなあとの感じがした。「はくたか」は各駅停車で軽井沢まで 10 回の停車、ほとんどノンストップの「かがやき」とは東京までだと 30 分の差がある。しかしこの静かさと振動の少なさは、従来線では全く思いもよらないことだ。
 車窓の景色も楽しみにしていたが、この日は靄っていて、近景はともかく遠景の山々は見えなかった。定刻に軽井沢駅に着いた。何回か訪れているが、列車に乗って降り立ったのは初めてだ。天候は晴れ。高島夫妻と共にトヨタレンタリースへ。ワゴン車2台を借り受ける。運転は高島夫妻、二人とも運転は抜群の腕前、感心する。
2−2 塩沢湖・軽井沢タリアセン(塩沢エリア)
 車に分乗して初めて訪れたのが塩沢湖、何処へ行くのか全く知らされず、実にミステリーな旅だ。広い駐車場に車を停め、その名も泥川という一級河川を渡り、ゲートへ。パンフレットを貰い入場する。林を抜けると、右手に塩沢湖、でもあの泥川から水を引いているのか、水は濁っている。でも見ると沢山の鯉、それに鴨。この鴨は軽鴨ではなく、羽切りをした真鴨のようだ。鯉が餌をねだって群がってくる。歩いてボート乗り場へ。子供連れの2組がスワンタイプの足こぎボートに、ぐるっと 30 分の周遊である。私たちは手元にある入園券で入られるというペイネ美術館へ向かう。ところが入館には追加料金が必要とか、私も入園の折に、件の美術館のみ入れますと聞いていたのに意外な対応、交渉したが埒が開かず、パスすることに。後でこれは入園時に入館券を渡すのを忘れたとのこと、料金は精算してもらったようだった。湖に浮かぶ中の島では結婚式も、パンフレットによると、タリアセンとは、ウェールズ語で「輝ける額」を意味し、同名の吟遊詩人もいたとか。

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