2015年6月9日火曜日

軽井沢へ行こまいかい(その3)

(承前)
3−2 軽井沢レイクガーデン(南軽井沢地区)
 朝食後に歩いたグループは、コテージから再びホテルまで徒歩で行く。午前11時過ぎ、ホテル前に回送された車に乗り、車はホテルより南下する。行き先はレイクニュータウンにあるレイクガーデンとか、そこには何があるのだろう。目的地にある広い駐車場に車を停めて入口へ.エントランスには石造りの門と噴水、子供たちがはしゃぐ。パンフレットを見ると、大きな池の中にはウッドランドと称する島があり、対岸とは架け橋やめがね橋で結ばれている。池を巡る小径のほか、ウッドランドにも多くの小径が巡らせれている。私たちは入って右方向へ。すると初めにフレンチローズガーデンに出くわす。でもまだ花は咲いていない。ローズシーズンは6月19日〜7月20日とか、今はクレマチスが咲いていた。めがね橋を渡って睡蓮の池へ。小さな池だが、睡蓮の植わっている水面にはカルガモの親子が、子ガモが親ガモの後についていく微笑ましい光景に見とれる。
 小径を辿ってウッドランドへ。ここは起伏に富んだ地形になっていて、小川もあり小山もあり、この場所には内外の山に自生している沢山の宿根草や灌木が植わっている。羊歯も多い。ベニシダだろうか。山手ではタニウツギの赤い花が満開だった。高みから振り返ると、樹間から浅間山が見えている。そして樹下にはヤグルマソウが白い花を付けていた。ウッドランドを一通り周回して架け橋を渡って池を周回する径のレイクサイドパスへ出る。この辺りには水辺の植物が群生しているのだが、まだ花は咲いていない。
 池を周回していると、オオデマリが沢山咲いている場所があった。これだけ咲いているとなかなか壮観である。マロニエ(セイヨウトチノキ)も淡い紅色の花を付けていた。フレグランスパスを抜け、ウッドランドの湖岸を通って、めがね橋を渡りイングリッシュローズガーデンへ、薔薇が咲く季節ならばさぞ壮観だろう。これでレイクガーデンを一巡したことに。時間は正午過ぎ、土産を求め、車へ戻る。
3−3 旧軽井沢商店街
 旧市街に戻り、町営駐車場に車を停め、三叉路になった場所で午後3時に集合することにして、それぞれが街へ繰り出す。私たち第1世代は昼食場所を求めてうろうろ、それでとあるカレー屋に入り昼食をしたが、余り美味くなかった。その後土産を求めてそぞろ歩く。前に欅の木がある店では、オーソドックスな軽井沢名産の菓子を、そして次に訪ねた腸詰屋、この店は高島夫妻が昼食に入った店とか、ユニークな腸詰めもさることながら、食事も提供するとか、彼らは旅慣れている。腸詰めの試供品をいろいろ食べ、ワインのお供にと4点ばかり求めた。豊富な品の数々、高山の田舎にあるキュルノンチュエを思い浮かべた。でもあそこでは試食は出来ない。皆が揃ったところで車に戻り、お茶を飲みに。
3−4 ホテルマロウド軽井沢(新軽井沢地区)
 このホテルは旧軽井沢と軽井沢駅の中間に位置している。ここのロビーでお茶を飲もうという趣向である。テーブルと椅子がセットされ、皆さん思い思いの飲み物を注文する。私は紅茶、やはりコーヒー嗜好の方が多い。子供らはかくれんぼをして遊ぶ。帰りの新幹線「はくたか」の乗車時間は 16:56、午後4時にホテルを後にする。
3−5 新幹線の車窓から見えた山々
 2日間の軽井沢での周遊もあっという間に終わってしまった。東京へ帰る石田夫妻を見送って、我々も下りのホームへ。今度も 10 号車、しかも進行方向左側の窓側、車窓から山を眺めるには絶好の席だ。見えた山々を順に列挙してみよう。
 軽井沢駅を出て佐久平駅 (通過 ) 付近からは八ヶ岳 (百名山)、上田駅付近からはなだらかな美ヶ原(百名山)が見える。上田駅から長野駅にかけては、遠く後立山連峰の蓮華岳(三百名山)、針ノ木岳(二百名山)、爺ヶ岳(三百名山)、鹿島槍ヶ岳(百名山)、五竜岳(百名山)、唐松岳(三百名山)が、近くには高妻山(百名山)の先鋒が白く輝いて見える。長野駅を過ぎると飯縄山(二百名山)が、飯山駅を過ぎ上越妙高駅付近に来ると、黒姫山(二百名山)、妙高山(百名山)、火打山(百名山)が、糸魚川駅付近からは雨飾山(百名山)や焼山(三百名山)、黒部宇奈月温泉駅付近からは白馬岳(百名山)や僧ヶ岳、富山駅から高岡駅の間からは、北から順に毛勝山(二百名山)、劔岳(百名山)、奥大日岳(二百名山)、立山(百名山)、鍬崎山(三百名山)、薬師岳(百名山)が連なって見える。そして終点の金沢駅近くからは医王山(三百名山)の双子峰が見え、こうして軽井沢への旅は終わった。

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