2014年9月8日月曜日

四度目の中の湯温泉(その1)

1. はじめに
 旧盆には、いつも子供たちの3家族、とは言っても全員で11人なのだが、今年は4人が参加できないという。しかも皆が寄れるのは13日のみという。何とも慌ただしい。しかし家内が休暇をとれるのは14日と15日のみという。寄る人数が少ないとはいえ、やはり相応のもてなしはかかせず、結構やりくりが大変だった。その後家内の旧盆休暇が短かったこともあってか、病院から9月の2日 (火) と3日 (水) に休暇がもらえるとのこと、家内から何処かへ出かけようと提案があった。それを聞いて私が出したプランは中の湯温泉行きだった。というのも、丁度中の湯温泉旅館から感謝プランの案内が来ていたからで、それを見せると家内から即 OK の返事があった。善は急げ、早速申し込みをした。さてそれはそうと、観光は何処にしようか、家内は私は忙しいのであんたが考えて下さいとのご託宣、ない知恵を絞らねばならない羽目になった。往き還りのルートはどうするか、ただ高山と松本の街をブラつくのは、何度も行っているので割愛しようと思った。それで思いついたのは、もし天気が良いようならば、乗鞍スカイラインのシャトルバスで乗鞍岳へ、そして翌日は午前中に上高地を散策し、午後は安曇野のどこかで蕎麦でも食べ、そして帰宅しようということにした。

2. 先ずは朴の木平へ
 家を8時半に出る。山側環状道路で森本 IC へ、北陸道から東海北陸道へ入り、飛騨河合 IC でトイレ休憩。初めは私の運転だったが、家内から「ずっと運転をしてると疲れるだろうから、半分は私が運転します」との提案が。家内は私よりずっと運転歴も長く、きっとこの車を運転したいのだろうと思い、飛騨河合 PA から先は家内に運転を譲ることにした。私の予定では、飛騨清見 JCT から中部自動車縦貫道路に入り、高山 IC で下り、以後国道41号線から国道158号線に入り、高山市内を抜けて朴の木平スキー場駐車場へ行くことに、途中で高山ラーメンでも食べて行こうという算段だった。それで家内に運転を託するにあたって、念のために、高山市丹生川町岩井谷にある乗鞍総合案内所の電話番号をナビに入力した。でもこれが曲者であったのは後になってやっと気付いた。
 家内は高速道路でのトンネルは得手でないと言う。とは言え、郡上八幡での私のトラブルに際しては、家まで一人で運転をしてくれた実績がある。飛騨河合 PA から飛騨清見 IC
の間にもかなりのトンネルがあるが、難なく通過、無事中部縦貫自動車道の高山 IC に着いた。その後国道41号線から国道158号線に入る予定のところ、ここでついうっかり手前の富山方向への車線に入ってしまった。これだと高山市内を大きく迂回する道路を通ることになる。それでも市街地を外れたところで再び国道158号線に合流した。あとは一本道、快適に車は走る。途中でめん処へ寄るつもりだったが、通りから入り込んでいたこともあって、見過ごしてしまった。飛騨大鍾乳洞の入り口も過ぎ、ならばスキー場へ直接行こうと、途中バス乗り場の標識があり曲がるが、ナビはそのまま進めとの指示なので、ナビに従った。しかし周囲の様子からは朴の木平はとっくに過ぎてしまっている。そして車は平湯トンネルを抜け、下って安房トンネルの入口へ、ナビは平湯のバスターミナルへ案内したいようだった。トンネル入口にある事務所で乗鞍へ行く手だてを訊くと、乗鞍へ行くのならここ平湯からでも行けるが、駐車場は駐車料が有料だし、しかも混んでいるので、時間があるのなら朴の木平まで戻った方が、駐車場も広く (1500台) 駐車料も無料、その上便数も多いとか、それではと朴の木平まで戻ることにする。平湯側からは案内の道路標識もしっかりしていて、分かりやすい。標識に従い、来る時に曲がった道路に入り、どうやら「ほおのき平駐車場」に着けた。

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