三男誠孝が生前に勤めていたフリークスグループの福岡 悟社長から、誠孝の遺宅の千晶さんに、北國新聞からインタビューを受けたとの連絡があったのが10月の25日、2-3日後に新聞に掲載されるはずとのこと、私は家内からその報を聞いた。福岡社長では、誠孝のことを記者に話しておいたが、どれくらい取り上げてくれるかははっきりしないがとも話されていたとも。北國新聞では、朝刊2面の「北國経済」欄に、主に石川県と富山県の経済人を対象に、経済人「やるしかない」というタイトルで、トップのやるしかないという強い想いを語ってもらっている。福岡社長の記事が載ったのは10月25日(木曜日)だった。故人の三男誠孝のことも語られていて、家内共々嬉しかったので、以下に再録したが、ひょっとしてこうした行為は違反事例なのかも知れないと危惧する。でもアレンジして載せるよりは記事そのものの方が、社長の真意が伝わるような気がする。お許しいただきたい。
● 北國新聞 2010年(平成22年)10月28日(木曜日)第2面〔北國経済〕欄
〔経済人「やるしかない」〕
〔タイトル〕「次のステージへ命懸ける」 フリークスグループ社長 福岡 悟氏
起業から11年。いわゆる「インターネットカフェ」で事業を拡大してきた。創業時はニュービジネスだった業態も今ではすっかり定着し、北陸でも店舗数は飽和気味だ。
「次の柱を見つけないといけない。具体的には飲食ですね。カレーに焼肉、鉄板焼き。何でもやっていきますよ」。飲食店は現在4店。来月にハンバーグ店、年内にはラーメン店も開業させる。
初期投資に1億円ほどかかるネットカフェに比べ、飲食店なら2~3千万円で済む。客の回転も速く、利益率は高い。だが、飲食にこだわる理由はもう一つある。
〔魂を継ぐ〕
今年5月、大切な「右腕」を失った。常務の木村誠孝氏が肺がんで40歳で亡くなった。
創業間もないころ、清涼飲料の営業マンとして出会った。鳴かずと飛ばずのまま閉店した漫画喫茶時代からの付き合いで、能力と情熱を買って引き抜いた。一手に任せた新規事業の中でも、飲食は木村氏の肝いりだった。
「入院後も、鼻に酸素吸入のチューブを通して出社してたんです。まさに、仕事に命を懸けていた。彼の魂は絶対に引き継ぎます」。6月にオープンした漫画喫茶「キムラ39珈琲(こーひー)」の店名には、木村氏への感謝の思いを込めている。
先日開いた「経営計画発表会」で、全国の店長クラス約60人に「経営者になりたい人はいるか」と質問した。本当は全員が手を挙げるのを期待したが、3分の1ほどだった。
「飲食店にしろネットカフェにしろ、勤め人感覚じゃ駄目なんです。全員が起業家、経営者という気概を持ってほしい」。独立を目指す社員は全力で応援したい。
〔えこひいきはする〕
「えこひいきはする」と社内で宣言している。怠けてうそばかりつく人間と、汗水垂らして努力する人間が同じ評価でいいはずがない。
「人から『頑張ってるね』と言われる仕事をしたい。評価は他人がするものです」。全社員を奮い立たせ、会社を次のステージへと成長させることが役割だと感じている。
「笑顔と感謝にあふれる店づくりを進めたい」。
◆ふくおか さとし 加賀市出身 1983年日本体育大学卒
体育教員、スポーツクラブの統括エリア支配人などを経て1999年に創業。48歳。
◆フリークスグループ (石川県野々市町)
サイバーカフェフリークスや飲食店を展開、北陸、東海、東北エリアに32店舗を持つ。
資本金は9300万円。2010年3月期の売上高は約30億円。
2010年11月4日木曜日
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