1.そば処 敬蔵 (野々市 市本町)
9月初旬に、敬蔵から創作メニュー「こんな蕎麦 打ってみた」という案内が届いた。春にも同種の案内が届き、二度出かけた。主人の目新しい意欲的な創作には意気込みが感じられ、いわゆる差別化を意識したものだ。今回は第六弾と第七弾の案内、この目玉作品の案内にはハーフサイズの試食券が付与されている。先の案内の折には家内と出かけたが、その折に私が敬蔵さんに何か一言話したらしく、今回は貴方一人でどうぞとなった。家から敬蔵さんまでは至近の距離、歩いて出かけた。今回の目玉は「細打十割 北海道沼田産 新そば」で、9月初旬に出回り始める「夏そば」の新そばとかだった。出かけたのは秋分の日のお昼過ぎ、独りなのでカウンターに座る積もりなので、慌てる必要はなかったからだ。店に着くとお客はいなくて、主人からは2人掛けのテーブルへどうぞと言われたが、いつものようにカウンターに座った。初めに試食の新そばと焼酎の蕎麦湯割を頂く。新そばは爽やかな味だった。ご主人に「沼田って北海道の何処にあるのですか」と何気なく訊ねたところ「さあ どこなのですかね」との返事、一寸気抜けした。帰って調べたら、留萌の東隣りの町だった。その後定番の「鴨せいろ」(敬蔵での表記は「鴨汁そば」) と加賀鳶のあらばしりを貰った。この蕎麦は昨秋の福井大野産、ここ敬蔵の鴨は定評がある。終わりに近く、5組のお客が入ってきた。テーブルに座らなくて良かったと思ったものだ。ところでお酒は甘くてそばには不向きだった。
2.蕎麦処 草庵 (白山市 鶴来日吉町)
何となくドライブを兼ねてそばをと思い、一度は通ってみたかった犀鶴林道と草庵を組み合わせ、家内に相談した。したのは24日、家内から「相撲の千秋楽だけど、いいの」と言われ、じゃ明日にということに。家内はいつ頃からか、草庵へはよく訪れていたのに、ある時期から敬遠するようになっていたので、諾の返事がもらえるかどうか心配だったが、今回は OK の返事だった。 25日の朝10時に家を出た。林道走破に2時間、鶴来には正午頃に着く予定で車を走らせた。金沢市熊走から林道へ。この林道は早川先生のロードトレイニングコースでもある。国見山から水葉山を過ぎる辺りからは金沢市街を俯瞰できる。下って内川へ、そしてさらに上流へ、すると旧内川村の小中学校の跡地に、林道はここから内川を渡り獅子吼高原へと上がるのだが、ここに通行禁止の標示。昨日までは OK だったのに残念至極、仕方なく戻り、内川沿いに金沢へ、そして草庵へ。平日の午後1時頃だったのに、駐車場は混み合い、店も混んでいた。平日なのにこの混みよう、驚いた。三和土の相席の大きなテーブルに案内された。注文は家内が「せいろ」、私は「鴨せいろ」、お酒は八海山、つまみは野菜天。十割もあるが一日十食のみ、「せいろ」は外一とか。そばはまずまず、でもここの鴨肉のプリプリとした食感は絶品だと思う。鴨のつみれも旨い。女将さんが見えないので訊ねると、今日はお休みの日とか。後で家内にお目当ては女将さんだったのではと言われた。
3.香り蕎麦 亀平 (金沢市 新神田)
27日は探蕎会の9月例会で「亀平」へ。10名限定だったこともあって、募集後すぐに定員に達したとのことだった。昼の営業時間は11時半から15時まで、集合は午後2時、私が着いたのは2時少し前、既に前田車が着いていて、玄関に会長と女性2人、一緒に中へ入る。他に客はいなかった。その後塚野車の3人、最後に磯貝車の2人、これで10人全員が揃った。テーブル2脚に4人ずつ、私と磯貝氏はカウンターに。そばも一品もすべて店主の幸平さん一人で捌くので、先ず私が先鞭を付けて注文、品は焼き味噌とだし巻き玉子と銀嶺立山の冷酒、それに締めに鴨せいろを注文した。一人で10名もの注文をすべてこなすにはかなりの時間を要する。でも順次注文に応じられている様子。当初会では10月には東北へ探蕎の予定、その際90歳の会長は1015段ある山寺 (立石寺) の奥の院まで上がりたいとのご託宣、超元気なのに驚く。以前探蕎会で訪れた時には私も含め3人しか完登できなかったのにである。でも今月衆議院の解散があり、運転手をかって出られている議員の磯貝さんは超多忙で、もし出かけるとすれば11月以降となろう。ところで見ていると、野菜天を注文されている方が多く、私も後で手取川と野菜天を追注した。美味しく飲みかつ食べたが、皆さんはどうだったのだろうか。お開きになり、皆さん来店のグループ毎に店を後にされた。という私は家内が迎えに来てくれると思い込んでいたが、家内は連絡があるものと家で待機していたとのこと、その間店主の好意で店内に、雨も降ってきた。親父さんお元気ですねと話すと、今68歳、以前からみると随分老けましたと。でも白尾の店には親父さんが自ら写された高山の花や鳥や獣の写真が沢山飾ってあり、今でもよく山へ行かれているとか。羨ましい限りだ。
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