2017年9月7日木曜日

香りそば 亀平(私が最もよく訪れるそば屋)

 8月のとある日、会の事務局の前田さんから、9月の探蕎行は塚野さんの世話で亀平へ行くことになったと電話があった。その後メールで催行人員は10名に限定したいとのこと、早速申し込んでおいた。狭い店なので、大勢の訪問は憚れることもあっての処置だったのだろう。ところで訪問の日時は9月27日の午後2時とかだった。
 さて、亀平の店主の西川幸平さんが、かほく市白尾にある実家のそば屋「龜屋」から独立して、金沢市に店を持ったのはかれこれ5年位前のことだったろうか。龜屋の親父さんの西川幸一さんから、次男が金沢で店を持ちますのでまた贔屓にしてやって下さいと言われた。それで早速新神田にある「龜平」を訪れた。ところが肝腎のそばがずるずるで、これじゃとてもお客さんには満足して頂けないのではと親父さんに話した。そんなこともあって私達は以後この店へ訪れることはなかった。ところが1年位経ったある日、そば好きな友人から、金沢にこじんまりとしたおいしいそば屋さんがあると言われた。訊くとそれがあの龜平、半信半疑で再び家内と訪れた。するとその時の印象では、そばはしゃきっとしていて喉越しもよく、以前食したそばとは雲泥の差、風の噂では塚野さんのなみなみならぬ尽力があったとか。以後私達夫婦が1年を通じて最もよく訪れる店となった。美味しくて、気楽で、車で10分も走れば行ける気軽さ、本当に捨てがたい存在になった。
 9月に入って、5日の日に何となく行きたくなり出かけた。三男の墓参りを済ませ、いつものように、開店の11時半前に店に着き待った。暖簾と幟が出されると開店の合図、店に入る。定位置は左手奥の4人掛けのテーブル、混み合ってくれば相席となるが、大概昼一番だと満席になることはなく、ここで1時間ばかり、お酒を飲み、摘みを頂き、そしておいしいそばを食べて帰るのが常である。私はお酒を飲むということもあって、独りで出かけるのは憚れるので、家内同伴が原則である。この日は、一品に、焼き味噌、野菜天ぷら盛り合わせ(ピーマン、人参、さつま芋、茗荷、しめじ、金時草)、焼き鳥、お酒は冷酒立山と手取川、そばは家内が二色せいろ(せいろと粗挽き)、私は鴨せいろ、ゆっくり飲みかつ食べ、堪能した。
 店主との会話で、27日に塚野さんから10名ばかり午後2時に訪れますと連絡がありましたとのこと、私も同席しますと話した。本当に気取らない素晴らしい店だ。本家の龜屋さんには年に数回しか訪れることはが出来ないが、ここにはちょいちょい楽しく気軽に訪ねられる。

「香り蕎麦 亀平」の資料
・住 所  金沢市新神田2丁目 12−2   電話 076−292−1156
・営 業  11:30〜15:00  17:30〜20:00(金・土のみ)
・定休日  月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
・席 数  かうんター 5席、 テーブル 12席
・駐 車  5 台
◯ お品書き(価格は単位円)
・冷たい蕎麦:せいろ (875)   粗挽き/十割 (980)   二色せいろ/せいろと粗挽き (1100)
  おろしそば (980)  かき揚げせいろ (1420)  穴子せいろ (1650)  鴨せいろ/温出汁 (1600)
      天二色せいろ/野菜の天ぷらと二色せいろ (1560)
・温かい蕎麦:かけそば (875)  かき揚げ天そば (1420)  鴨南蛮 (1800)
・大盛り:せいろ (270)  粗挽き・二色せいろ (300)
・夏期限定/トマトそば=フレッシュトマトの自家製和風ソース (1180)
・かき揚げ丼セット/せいろ or かけそば かき揚げ丼 (1500)
・ご飯物:とろろご飯 (320) かき揚げ天丼 (790)  穴子天丼 (990)
・一 品:漬け物(270)  焼き味噌 (860)  野菜の天ぷら盛り合わせ (740)  穴子天ぷら (790)
  だし巻き玉子 (650)  蕎麦屋の焼き鳥 (860)  鴨焼き (1340)
・焼酎/ロック・水割り・蕎麦湯割:天山戸隠 (蕎麦焼酎) (460)  ちょんがりぶし (麦焼酎) (430)
・ビール:キリンハートランド (中瓶) (550)  サッポロエビス (小瓶) (450)
・日本酒:手取川 (1合) (460)  立山 (1合) (430)  銀嶺立山 (冷酒) (300ml) (820)
  加賀鳶 (1合) (580)  満壽泉 (1合) (620)    

0 件のコメント:

コメントを投稿