2015年8月24日月曜日

残暑の能登へドライブ(その1)

 私の長男は昭和 41 年生まれの 49 歳、現在横浜に住んでいるが、今ではこちら石川県に住んでいた期間よりはあちらに住んでいる期間の方が長くなった。長男一家は娘2人がいる4人家族、長女は大学生、二女は高校生、子供が小さい頃は家族で帰郷していたが、長ずるにつれて、受験や部活動などで来られないことも度々である。今年も二女が受験とかで、長男のみの帰郷、彼は車を駆って帰って来る。それで家族を伴わないで帰郷した時には、近隣の地へ1日ドライブするのが常で、当初私は乗り気でなくて家内が付き合っていたが、昨年からは私も一緒に出掛けるようになった。これまで三方五湖や九頭竜湖などへ出掛けたようだが、昨年は私も一緒で氷見へ出掛けた。長男の今年の休暇は8月 19 〜 23 日、今年は 20 日に輪島・珠洲方面へ出掛けるようだと家内から伝言があった。このドライブはあくまでも長男の意向に沿ったものであって、それに私たちが付き合うという趣向だ。

(1)間垣の里大沢 (おおざわ) へ
 出発は朝8時、ところで車を動かすと画面に大きくバッテリー不良の警告表示、動いて暫くして警告表示は消えたが、長丁場なので念のためディーラーへ。前日横浜から長駆帰郷したのだから心配ないとは思ったものの、確たる根拠があるわけではない。でも点検の結果では特に異常はないとのことで、9時前には一路輪島へと出立した。道路は平日にもかかわらずかなりの渋滞、長男は金沢西 IC から森本 IC までは高速道を利用、こんな使い方もあるのだと感心する。IC を下りて津幡バイパスを通って「のと里山海道」の白尾 IC へ、天候は曇り、途中道の駅「高松」でトイレ休憩をして、その後は終点の穴水 IC までノンストップで走る。途中別所岳 SE 近くの下り線に設置されている、車が時速 70km で走ると奏でられるという連続テレビ小説「まれ」の主題歌のメロディーが聞こえてきたが、車のタイヤの音と相まって、斬新な思いつきには違いないが、今ひとつすっきりした感じではなかった。メロディーは1分間ばかり続いたろうか。
 穴水 IC で下りて県道を輪島へと北上する。以前は金沢と輪島間には七尾線が敷設されていたが、穴水ー輪島間は廃線になってしまった。でもこの「まれ」の人気がもう少し前だったならば存続されたろうにと思う。あの当時、沿線の住民は鉄道より自家用車やバスが便利との声が多かったものだから、致し方なかったろう。でも今のと鉄道では観光目的でお座敷列車を七尾ー穴水間で運行していて人気があるそうだが、七尾ー輪島間だったらもっと効果は大だったろうにと思う。旧輪島駅前を過ぎて中心部の河井町から河原田川に架かるテレビでお馴染みの新橋を渡り、間垣の里の大沢へ向かう。距離は 12km、山から外浦の海へ一気に落ちる山肌を縫うようにして道が付けられている。でもこの県道輪島浦上線、西保海岸に近づくと道路は1車線の箇所が多くなり、対向車があると交差が大変だ。幸い私たちは1車線の箇所での対向車との出会いはなく、無事大沢に着けた。町の入り口には 20 台近く停められる臨時の駐車場が設えてあって、平日ながら車が 10 台ばかり停まっていた。
 車から降りて県道に沿って歩く。右に西保海岸と漁港、左には間垣に囲まれた家々が道路に沿って続いている。テレビでお馴染みの風景だ。でも以前に来た時は、間垣の竹は古く色あせたものが多かったが、今見て新しく整備されているのは、この度のテレビロケの所為だと思う。間垣は距離にして 200m  ばかり続いている。民宿「おけさく」は一番手前にある一般民家で、中へは入られない。そして少し先には田中屋旅館という立派な宿があるが、ロケでは拠点になったろうが、普段はどんな人が投宿するのだろうか。そして案内の方からぜひ寄るようにと言われた大沢では最も高い建物という外浦 (そとら) 村役場を外から眺めた。またすぐ近くには大変立派な静浦神社が鎮座しているし、少し山手には真宗大谷派の霊高寺という寺もある。
 またここには西保公民館、西保郵便局、大沢駐在所があり、以前には西保小・中学校もあった。ここ大沢は昭和 29 年に輪島市と合併するまでは、近隣7村が合併してできた西保村の役場所在地でもあった。町の中央には谷坂川 (別名桶滝川) が流れ、上流1km には石川県の天然記念物・名勝の桶滝がある。背後には動坂山と烏ヶ山があり、西保海岸には大沢漁港がある。それにしても訪れて思うことは「素朴で静かな海の里」という感じ、一時の喧騒の時が過ぎれば、また元の静かな半農半漁の間垣の里に戻るのではなかろうか。聞けば、多い日には7百人を超える人が押し寄せたとか、さぞかし道路の渋滞は相当なものだったろう。

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