2013年8月30日金曜日

白川義員の「永遠の日本」に見る日本の原風景〔2〕

 ここでは、第1章 名岳 後半の51点について紹介する。
(承前)
1−4 上信越をめぐる
● 浅間山 (2568m) (55) 浅間山:残雪深い山頂火口を東南方向から空撮.(56) 浅間山噴火口鳥瞰:噴火口真上からの鳥瞰. 直径は450m, 最も有名な噴火は 1787年の大噴火, その時の溶岩流が鬼押出し, 実に危険な撮影だった.
● 妙高山 (1977m) (57) 妙高山:中央火口丘から西望. 火打山, 焼山, 裏金山, 金山, 雨飾山まで妙高連峰が延びる.
● 谷川岳 (1977m) (58) 谷川岳一ノ倉沢衝立岩鳥瞰:衝立岩をヘリコプターから真下に向って撮影.(59) 一ノ倉沢衝立岩正面:下方に左右に延びる湯檜曽川周辺は紅葉真っ盛りであるが, ここ一ノ倉沢は紅葉も終わり, 上部には既に新雪が来ている.
1−5 南アルプスをめぐる
● 北岳 (3193m) (60) 北岳:冬の北岳を南から空撮.
● 赤石岳 (3120m) (61) 赤石岳と南アルプス連峰:赤石岳上空から南アルプス北望.
● 聖岳 (3013m) (62) 聖岳:冬の聖岳を北から空撮.
● 仙丈ヶ岳 (3033m) (63)  仙丈ヶ岳:冬の仙丈ヶ岳を西から空撮.
1−6 富士山をめぐる
● 富士山 (3776m) (64) 満月と富士山:箱根仙石原の北にある金時山から夜明けに撮影した満月と富士山.(65) 富士山赤変:富士山上部を日没直前に北西方向から撮影. この方向からのみジグザグの登山道が見えない.(66) 富士山乱気流:日の出直後, 箱根スカイラインから撮影した富士山と逆巻く雲. 1週間通った. この時刻, 人工物は写らない.(67) 富士山火口:夕方北西方向から撮った富士山火口. 直径約800m.(68) 富士山朝光:箱根スカイラインから撮影した日の出10分後の富士山. 眼下に雲が張りつき, 人工物は見えない.(69) 落日と富士山:山頂に沈む落日を東方向からセスナ機で撮った.
1−7 大山をめぐる
● 大山 (1729m) (70) 大山紅葉:奥大山の紅葉と大山.(71) 大山夕照:有名な鍵掛峠の紅葉と大山南壁. 夕方快晴になって, 長波長の赤い光が紅葉を一層際立たせた. 三脚が林立していた. (72) 大山南壁遠望:大山は南面が最高である.(73) 大山夏景:鍵掛峠から真夏に撮った大山南壁.(74) 大山と落日:北東方向から空撮した大山と落日.(75) 大山東壁:厳冬期の夕方空撮.(76) 大山西面:日没直前, 真っ赤に染まった大山西面を空撮した.(77) 大山南壁:日没前に赤く染まった南壁を空撮.(78) 大山北壁:夕方の大山北壁を空撮.(79) 晩秋の大山:一ノ沢の紅葉と大山南壁.
1−8 九州をめぐる
● 雲仙岳 (1483m) (80) 平成新山:平成2年11月の始まった噴火で, 報道陣を中心に43名が死亡した.
(81) 平成新山と月:日の出直後に真東から撮った平成新山と落月.(82) 平成新山頂上岩塔:平成新山の頂上をヘリから俯瞰撮影.
● 阿蘇連山/阿蘇中岳 (1506m) (83) 阿蘇根子岳:南東から見た阿蘇根子岳. 阿蘇六岳の中でこの山だけが山容も鋭く特異な山である.(84) 阿蘇中岳第一火口:阿蘇六岳の中で噴煙を上げているのは中岳で, 4つある火口のうち生きているのはこの第一火口のみ.(85) 冬の中岳第一火口:季節を変えて4度空撮したが, 冬には明らかに煙の量も多く, 水面は白かった.(86) 沸騰する火口:中岳第一火口は強烈な酸を産出し煮えたぎって白煙を噴き上げている. 生きているようだ.
● 由布岳 (豊後富士) (1584m) (87) 由布岳:日の出直後に南から撮影.(88) 由布岳頂上:頂上を冬季の夕方に空撮.
● 九重山群/中岳 (1791m) (89) 九重硫黄山と阿蘇遠望:画面左には九重硫黄山が, 右奥には阿蘇中岳が噴煙を上げている. 冬の日没近くの風景。(90) 三俣山:三俣山を5月下旬に撮影. 一面にミヤマキリシマが咲いている. 緑とピンクのコントラストが素晴らしい.
● 霧島火山群/新燃 (もえ) 岳 (1421m) , 高千穂峰 (1574m) (91) 噴火前の新燃岳:2011年1月に突然大爆発. その3ヵ月前にヘリで空撮.(92) 噴火後の新燃岳:大噴火後の3ヵ月後にヘリで空撮.(93) 新燃岳残像:噴火する前の新燃岳の火口全景.(94) 新燃岳俯瞰:噴火後の火口全景.(95) 高千穂峰:霧島火山群の名山. 噴火口は御鉢と呼ばれ, 直径500mもある.
● 桜島 (1117m) (96) 朝焼けの噴煙と満月:朝焼けと満月と噴煙の三拍子が揃うのはただただ運次第である.(97) 桜島噴火の瞬間:ここに掲載した9点の写真は, 2011年3月から4月にかけての26日間に, 夕方から明け方にかけて撮影したものである.(98) 噴火と火山雷:噴煙が物凄いと火山雷が発生する.(99) 噴火する昭和火口:噴火口が南岳の東斜面にあるため, 撮影は東からに限られる. 毎日撮影者が押し寄せる.(100) 桜島閃光:噴火した火が火口周辺にばらまかれた.(101) 黒煙と火花:風下 (南東) にいると, 爆発的噴火でも猛烈な噴煙で火が隠されてしまう.(102) 火柱立つ:猛烈な噴火では火柱が立つが, 猛烈な噴煙で一部が隠される. こんな時に火山雷が発生する.(103) 桜島沸騰:噴火を大写しで撮るには, 桜島一周道路東側以外にはない.(104) 桜島燃ゆ:地元テレビ局が初めて夜の噴火を撮影した場所で撮影. 夜中に風向きが変わると, カメラに火山灰が降り積もる.(105) 火花舞う:噴煙が風で流れると, 噴火の火がよく見える.

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