2017年5月27日土曜日

5月連休の福井県立恐竜博物館

 横浜に居る長男が帰省した時には、大概私達夫婦と一緒に車でドライブするというのが常で、いつもは長男がコースを設定してくるのだが、今回はこちらで企画してほしいという。それで私が選定したのが、これまで一度は行きたいと思っていた福井県勝山市にある福井県立恐竜博物館である。その後は越前海岸でもドライブすればよいのではと思った。

「福井県立恐竜博物館」 福井県勝山市村岡町寺尾 51-11
 出かけたのは5連休真ん中の5月5日、朝8時半に家を出た。国道159号線を南下し、白峰から谷峠を越えて勝山へ、道中まだ残雪が見られ、山肌には山桜が咲いていた。峠を越えると、残雪の大日岳が眩しい。長い坂を下って勝山の町並みが見える辺りを右に折れる。ところがこの交差点、勝山方面からの車は数珠つなぎ、改めて人気の施設なのだと実感させられた。そして取り付け道路に入ると完全にのろのろ運転状態、時間は9時10分、開園は9時だろう (実はこの日は8時30分)と思われるが、さてここから駐車場入り口までどれ位距離があるのか見当がつかない。ともかく近くにある駐車場は既に満杯だ。そして30分ばかりして漸く駐車場入り口へ、あとでパンフレットを見ると、乗用車1500台、大型バス10台のスペースがあるという。とのかく休日の混雑は想像を絶する混雑ぶりだ。
 車から下りて本館へ向かう。途中化石を発掘体験できるコーナーの脇を通ったが、1日4回体験できるこの作業は全て満員とのこと、絶大な人気があるらしい。暫く歩いて、銀色のドームのある本館へ向かう。沢山の人がひしめいている。エントランスホールから中へ。
 石川県にも、手取層とか桑島層とかいう化石が出る先駆となった命名地層があり、その桑島地内には「白山恐竜パーク白峰」という施設がある。でも命名の発端となったこの地域は、国立公園内ということもあって発掘はできず、偶然に公園外の勝山地内の同じ地層から恐竜化石が出たこともあって、今ではこの地が本命となっている。
 先ずは本館1階の「恐竜の世界ゾーン」へ。館内には所狭しと並んだ恐竜の全身骨格、圧倒されてしまう。白峰の施設と比べると、学術的な分類がしてあり、しかも実際に発掘された化石が9割以上の骨格標本も9体、中にはアメリカで発掘され、この施設でクリーニングして組み立てられた標本も展示されていて、とにかく規模も学術的価値も数段高い。私が小さな時に恐竜に興味を持った時には、恐竜の分け方は草食竜、肉食竜、翼竜とか位だったが、ここでは恐竜は大きく竜盤目と鳥盤目に、前者はさらに竜脚形亜目と獣脚亜目に、後者はさらに鳥脚亜目、周飾頭亜目、装盾亜目に分けて展示され、しかも学名まで記されている。さらに驚いたことは、子供たちがそれを当然の如く口にしていたことだった。ジオラマ「中国四川省の恐竜たち」のコーナーは、動きのある恐竜に出会えるコーナーだった。
 次いで同じフロアの「地球の科学ゾーン」へ。ここでは「水と地球」「火と地球」をテーマに、陸や海の堆積物、年代別の化石、隕石、いろんな鉱物、岩石、地層の展示がされていた。また外周には福井県勝山市で発見された5種の化石標本6体、コシサウルス、フクイベナートル、フクイティタン、フクイサウルス、フクイラプトルが、またほかに「手取層群の恐竜」「日本の恐竜」「アジアの恐竜」のコーナーもあった。
 次いで1階の外周のスロープを1階のゾーンを俯瞰しながら上がり、2階の「生命の歴史ゾーン」へ向かう。ここでは生命の誕生から人類までの進化に触れることができる。まず古生代のコーナーでのテーマは、「生命の誕生」「脊椎動物の出現」「陸上への進出」「大森林が育んだ動物たち」、次いで中生代では、「中生代の海」「海と空の爬虫類」、そして古い順に、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の「恐竜時代の森」の再現、そして新生代のコーナーでは、「花咲く植物と哺乳類の繁栄」「哺乳類時代の海」「哺乳類時代の陸」、そして最後は「自然の中の人類」で締めくくられている。各コーナーには、展示などを説明するビデオライブラリーやコンピューターで情報を閲覧できるネットライブラリーがあり、多くの人が利用していた。でも見ていて真に熱心なのは子供たちだった。また3階には映画館やライブラリー、ミュージアムショップ、レストランなどがある。こうしてざっと2時間ばかり、一通り見て回ったが、今度来た時には、もっとゆっくり時間に余裕を持って、じっくり観察したいものだと思った。やはり休日は混むとかで、平日に訪れたい。
 ここの開館時間は午前9時〜午後5時、休館は第2・第4水曜日と12月29日〜1月2日、幼時と70歳以上は無料だそうだ。
「付記」 年間入場者数は、福井は100万人、白峰は2万人と大きな差がある。

「越前海岸」をドライブ
 恐竜博物館を出たのは正午少し前、帰りの駐車場から国道への交差点までもかなり混んでいた。しかも国道へ出てからも入る車は延々と続いていて、この人達は夕方までに入れるのだろうかと訝ったほどだ。私達は福井北 IC から 高速道に入り、武生 IC で下り、越前陶芸村の脇を通り、越前海岸へ出た。途中の山越えで、昼食に季節限定の「竹の子定食」を食した。その後、道の駅「越前」へ寄り道し、後はひたすら海岸線の国道305号線を北上し、越前岬の水仙の里公園を経て、東尋坊へ、休日ということもあって、ここも人でごった返していた。こうしてデューティーだった長男とのドライブは終わった。

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