2016年5月28日土曜日

平成28年5月のあれこれ(その3)

10.子うし会同窓の U 君の他界
 5月24日に小学・中学の同窓生の会の「子うし会」で、会員全員が数え80歳になった今年、会を一旦解散するに当たって、これまでに亡くなった15名の物故者法要をすることにして、参加者を募った。現在連絡が可能な人は男14人と女21人、ただ連絡不能な人が男に3人いる。それで法要に参加すると連絡があったのは、男8人と女9人だった。参加できないという方の表向きの理由は、真偽はともかく、身体が不自由でというのが理由だった。でも意外だったのは、トラックでの事故で下半身不随になった U 君が、家でも車椅子を使って生活しているのに、ぜひ出たいという申し出があったことだ。ところが5月20日になって、奥さんから急に体調を悪くして法要に出られなくなりましたと電話で連絡が入った。私からは、永い間会っていないので会うのを楽しみにしていましたが、でも養生第一、どうぞお大事になさって下さいと話して電話を切った。
 ところが翌21日の昼下がり、U 君の妹で、平成6年に他界した N 君の奥さんが拙宅に訪ねて来られて、兄は急に心不全で亡くなりましたとのこと、驚いて声も出なかった。U 君も N 君も私と同じく泉丘7期、奥さんでは今年は主人の二十三回忌ですとのこと、随分と月日の経つのは早いものだ。それで U 君のお通夜は22日、葬儀は23日と告げられた。明朝の新聞には死亡案内が出ると思いますとのこと、それで特に私からは皆さんに案内はしないことにしたが、法要を行う野々市の昭臺寺には物故者が1人追加になりましたとお知らせした。因みに亡くなった U 君の奥さんは、先に亡くなった N 君の妹である。
11.探蕎会の会員そば打ち
 恒例の会員そば打ちには、事務局の前田さんからのメールでは、今年は24名の参加とか。連絡では私は和泉さんの車に便乗しての湯涌入り、でもそば打ちをする和泉さんは午前10時までに会場へ到着とのこと、私は朝9時の出立は困難だったので、往きは家内に送ってもらい、帰りは和泉車に便乗させてもらうことにした。朝用事を済ませて、私がみどりの里の会場に着いたのは10時半過ぎだった。  建家に入って驚いたのは、和泉さんが夫婦共々そば打ちに挑戦されていたこと、昨年は奥さんが挑戦されていたが、今年は夫婦での挑戦、聞けば和泉さん宅ではそば打ちに小屋まで建てられ、そば打ちはプロ級という道下さん夫妻の直々の指南を受けておいでとか、恐れ入った。好きこそものの上手なれというから、先ずは好きになることが先決なのであろう。
 時間になり寺田会長からの挨拶の後、塚野さんから、蕎麦は長野県産で、そばは塚野さんと道下さん夫妻の手打ちによる、十割・外一・二八の三種、付き出しは、今日は欠席の新田さん手製の「きゃらぶき」「こんにゃくのきんぴら」「蕨の煮浸し」と漬物(胡瓜の山葵醤油漬けと辛子醤油漬け)、お土産のデザートにはやはり欠席の石野さん手製の福井県産蕎麦粉入りの「シフォンケーキ」と「蕎麦羊羹」がありますと紹介があった。また早川さんからは恒例となっている先生手製の「縮緬山椒」の紹介、今年は例年より1ヵ月早かったので新しい山椒の実がまだ実ってなくて、実は去年のものを使用しましたと説明があった。この品は毎年楽しみにしている一品である。更に道下さんからはダッタン蕎麦茶を使用した蕎麦ご飯の話もあった。今年は久保さんが逝かれて、定番だった「ぜんざい」はない。
 説明が終わって「鄙願」2本の登場、私にとっては1年ぶりである。これほどクセのない酒も珍しい。正に「美味しい水」である。でも今晩は急逝した U 君のお通夜があるので酔っぱらうわけにはゆかない。お酒が出た後、待望の「そば」が届いた。一番初めに頂いた細打ちのそばは実に美味しかった。その後もう2回そばが配られたが、どれがどれと限定はできないものの、何となく感じた思いでは、最後に出たそばが一番あっさりしていたように感じた。こうして今年も楽しい一時を過ごすことができた。帰りには蕎麦羊羹とシフォンケーキ、それに縮緬山椒をお土産に頂いた。お世話された方々に心から感謝します。
12.U 君のお通夜
 お通夜の式場は金沢市泉丘にあるセレモニーホール、U 君と義兄弟の N 君の22年前の式場もこのホールだった。私位の歳になると、皆さん新聞の死亡案内には必ず目を通していると仰るが、出る出ないはその方の自由である。子うし会同窓生の住所を見ると、現在金沢市に住んでいるのが男1人女7人、野々市市在住が男5人女9人いるが、これまで通夜や葬儀に出席した人は多くて7人、しかも顔ぶれはほぼ同じ、今回は私のほか女性3人が出席した。また私は過去同窓生の葬儀で3回弔辞を述べたが、今回は過去20年以上も顔を合わせていないこともあって、申し出しなかった。U 君の細君で故 N 君の妹や、姉で石川巨樹の会の役員をされている T さんとも久しぶりにお会いできた。これもご縁であろう。合掌。

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