2018年3月22日木曜日

「やまぎし」は当分の間休業との知らせ

 「やまぎし」は1月と2月は冬季休業しますとあったが、今冬は大雪だったこともあって、3月に果たして開業できるかと訝っていたが、3月9日 (金) に電話したところ、3月2日からやっていますという山岸さんからの返事で早速出かけた。道路は完全に除雪されていますと言われたとおり、左礫までの道路は道端には半端でない雪の壁はあるものの、すいすいと店まで着けた。この日は山岸さんと末の妹さん (金沢市田上在住) の二人のみ、いつもは奥さん (金沢市大額在住) もお出でて3人体制なのだが、まだ始まったばかりでそんなに急がしくないからおいでないのだと思ったりしていた。そんな思い入れもあって、私は特段山岸さんには「今日は奥さんはおいでにならないのですか」とは訊かなかった。でも私がいつも御入来の H さんのお話を聞いていた間、家内は妹さんと談笑していたが、その会話の中で、奥さんは一寸身体の具合が良くないので今日はお休みと伺ったと家内から聞いた。それで私も家内もいつもお元気な奥さんのこと、今はインフルエンザも流行していることだし、それで大事をとっておいでるのだろうと思っていた。
 私達が「やまぎし」へ訪れた1週間後、家内の従姉妹から「やまぎし」へ行きたいと連絡が入った。行くルートや電話番号などのほか、食べるなら「黒」を頼みなさいとか、一つ手前の部落の渡津の「蛍の里」でとれた蛍米のおにぎりを賞味しなさいとか、天ぷらも美味しいとか、いろいろアドバイスをしていたようだ。行くのは翌土曜日の3月17日とかだった。当日従姉妹達はカーナビで左礫を目指したが、一つ手前の渡津でナビに不具合が起き、ここを左礫と思い違いし探したが見当たらず、家内の携帯に電話があったという。家内は一つ手前の部落ではないかと思い指示したらしいが、その後ナビが復旧して無事「やまぎし」に着けたようだった。ところが「やまぎし」の玄関に「当分の間休業します」という貼り紙がしてあったと連絡が入った。
 大きな紙に書いてあったというから、私はその文面に何か手掛かりになる理由でも書いてあるのではと思い、直接目で確かめたくなり、3日後の20日の火曜日に「やまぎし」へ向かった。前に行った時はまだ1m もの雪があったが、10日ばかりの間に随分と少なくなっていた。着いたのは正午過ぎ、玄関には次のような文言の紙が貼られていた。
「御案内/大変ご迷惑をお掛けしますが 当分の間 休業させて 頂きます/どうぞよろしくお願い致します/店主」
 これを見て、私も家内も、9日に寄った時に奥さんがおいでにならなかったこと、当分の間ということは、奥さんの看病をしなければならなくなったのではと思いを馳せた。お聞きする手だてはあるけれども、家内では当分はしない方が良いのではということで、それはしないことにした。
 午後1時近くになり、従姉妹達はこの前ここ「やまぎし」で蕎麦を食べられなかったので、出会 (旧鳥越村) にある道の駅「一向一揆の里」の食彩館「せせらぎ」で鳥越そばを食べたというのを思い出し、まだ一度も食べていないので寄ろうかと提案した。すると家内は道の駅「瀬女」にある「山猫」へ行こうという。昨年は4度ばかり訪れたが、いつも時間がお昼時ということもあって、1〜2時間待ちという盛況ぶり、今日なら平日でもあり何とかありつけるのではとの期待を込めて向かった。別宮から釜清水、木滑を経由して瀬戸へ、でも平日なのに道の駅には車が多い。「山猫」の前に車を停め、いざ店へ、でも閉まっていた。よく見ると、小さく火曜日と水曜日は定休日ですと書いてあった。
 家へ向かう道すがら、途中の吉野の「花川」は家内はパスをするというし、また鶴来の「草庵」は女将さんがいるかどうか分からないからとパス、とどのつまり新神田の「亀平」に落ち着いた。午後2時近かった。店は私達を入れて5組、繁盛している。私達はいつものように立山の冷酒に、つまみに「そばみそ」「てんぷら」「だしまきたまご」を、そして〆には「十割そば」を頂いた。営業時間の午後3時前に店を辞した。今日は大相撲春場所10日目、いつものようにお酒を飲みながら、テレビで鑑賞することに。「遠藤」や「輝」らの郷土力士の活躍に力が入る。
 どうか早く本復されて元気になられ、再び「やまぎし」でお会いしたいものだ。 

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