2015年2月24日火曜日

金茶寮での歳時記「早春の宴」(その1)

 私の誕生日の前日の2月10日の火曜日に、家内の姪から、2月14日の土曜日に、金茶寮で宴があり、そのチケットが2枚あるので出かけませんかと電話があった。家内は尻込みをしていたが、私は何となく興味が持てたのと、金茶寮の本店には一度も行ったことがなかったこともあって、家内を口説いて、ともかく出てみることにした。後日頂いたチケットを見ると、お一人様 15,000 円 (飲料サービス料・税込み) とあった。この時期金沢ではフードピアが開催されているので、その一環かとも思ったが、チケットに書かれた内容を見ると、どうも関係がなさそうで、金茶寮と北國新聞社が季節ごとに定期的に開催しているような雰囲気だった.
 チケットには、次のような記述があった。

金茶寮歳時記「早春の宴」 平成27年2月14日 (土)
 18時より開演(受付 17時30分)
食 談:「対談:世界から見た金沢」
 講師:渡邊荀之助/宝生流能楽師 加賀能楽座
    秋元 雄史/金沢21世紀美術館 館長
    大樋 年雄/大樋焼第11代後継
お料理:寒ブリ、鯛、ワカサギなど
お飲物:手取川大吟醸生酒あらばしり、吉田蔵純米大吟醸 〔吉田酒造店/白山市〕
邦 楽:琵琶と笛 〜今を輝いて〜
 奏者:筑前琵琶/藤本 旭舟(筑前琵琶日本旭会 師範)
    横  笛/藤舎 秀代(綾の音の会 主宰)
         主  催:金 茶 寮
         特別協力:北國新聞社

 当日午後5時15分に家を出て、タクシーに乗る。金沢エクセルホテル東急3階にある香林坊店には
数回行ったことがあるが、本店へはなく、寺町にあることは知ってはいたものの、どうして行けるのかは知らない。運転手さんに行き先を告げると、行けますとのことでお任せする。タクシーは寺町通りで何回か小路の入り口で停まりながら奥を確かめ、そして漸く着くことができた。門から玄関まで、雨が落ちていたので、仲居さんが差す傘に入り玄関へ。受付で何方様と言われて「木村」と言ったが、該当する名前はなく、それで高木さんから頂いたと告げた。それで取りあえずは「禄1」という席を頂いた。部屋は和室2間通しで9名1卓が5卓、計45席だった。定刻前には満席になった。
 定刻になり、金茶寮の吉川さんの司会で宴が始まる。今回で76回になるという。メンバーは老若男女、多士済々だが、何となく何かの事業に携わっている方が多いような印象を受ける。私たちが知っている人は皆無、何となく場違いという感じがしないわけでもない。司会者からは、今宵のこの早春の宴は、同じ企画で2月27日 (金) に東京で開く金沢迎賓館フェア「金沢の日」の前座的な催しであること、そして世界視点から見て、何を金沢の魅力として発信すべきかを食談で語ってもらうとのこと。その後今宵の次第が述べられ、食談に登壇される3人が紹介された。また吉田酒造店の吉田泰之さんの紹介もあった。 (続く)

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