(承前)
3.「生そば 槐」への探蕎行
4月 20 日の月曜日、参加会員 11 名で能登島の「生そば 槐」へ向かう。車は前田さんと和泉さんが運転され、前田さんの指示に従う。私は9時に和泉さんに迎えに来てもらい、金沢市広小路近くのコンビニ「ローソン野町」で寺田会長や新田さんと合流する。ここから寺町、小立野を経て山側環状道路に入り、次いで白尾 IC で「のと里山海道」に入る。ここで前田さんから連絡があり、丁度タイミングよく高松 PA でトイレ休憩も兼ねて合流することに。ここで石黒さんがこちらに乗車され、和泉車は6人乗車、そして前田車には、池端、松田、川渕、早川の5名が乗車。
和泉車の先導で「のと里山海道」を北上し、上棚矢駄 IC で下り、東進して七尾市田鶴浜に出、能越自動車道に入り、和倉 IC で下り、和倉温泉を左に見て、能登島大橋を渡り、県道 47 号線を能登島向田に向かう。向田の交差点を過ぎ、和泉さんにもう近いのでスピードを落とすようにお願いしたけれど、思ったよりスピードが落ちず、左への小道を3本通り過ぎ、それで4本めに入ってもらった。ところが様子がどうも変だ。この前来た時には山手にお寺があり、それが目印になると思っていたが、目の前にある福勝寺なる寺はこの前見た寺ではない。そこで確認のため私が車を下りて右へ進むと、県道に出た。これは明らかに行き過ぎている。それで県道を向田の交差点に向かい戻って車を走らせると、斜めに入る道の脇に小さく「そば」と書かれた標識が。それで此処から入って、前に来たあの立て札標識のある駐車場に辿り着けた。今回もすんなりという訳には行かなかった。
着いたのは 11 時過ぎ、座敷に上がると、何とそこには輪島塗の朱の御膳が 11 並んでいた。テーブルで良かったのにと思ったところ、前田さんが所望したとの発言があった。大仰なことになったものだ。予約してあったのは3千円のコース料理である。皆が席に着いた頃、初めに奥さんがやはり輪島塗の朱のお椀二つに,前菜の「厚焼き玉子」と「鴨のサラダ」を持っておいでた。後者には山野草や洋野菜が沢山盛られている。お酒やビールも注文したが、前菜が御膳に載っているのにまだ届かない。お酒を飲まない方は箸を取られて食べておいでるが、私は飲み物が来るまで待つことに。待つこと暫し、奥さんがビール4本、お酒のお銚子6本を運んでおいでた。ここで出されるお酒は珠洲の宗玄のはずだが、奥さんの言うには、絵柄の描かれた銚子2本は大吟醸ですとのこと、すると一人1本ではなく、6本を6人で分けることに。随分と勝手が悪い。でもお酌に回られる奇特な御仁もおいでたこともあって、万遍よく行き渡った。
次いで山野草も入った天ぷらの盛り合わせ、ウドやコゴミのほか、キクイモやエリンギやシシウドなど、輪島塗のお盆に中折を敷いて出される。藻塩?で頂く。
そして本命の「三色盛りそば」。更科、挽きぐるみ、田舎。お品書きを見ると、これらはすべて生粉打ちで、中能登町瀬戸の「十劫坊の霊水」での水捏ねとある。通常更科は湯捏ねなのだが、ここでは水捏ねに拘っているようで素晴らしい。孟宗竹の半割に盛られて出てきた。別の輪島塗の朱のお椀にはそば汁、浅い朱の小皿には刻み葱と生山葵。そばの量は通常は 1.5 人前とあったが、今日のは若干少なめのようだった。それにしても三色それぞれの味が十分味わえ、それぞれにとても素晴らしく堪能できた。
終わってご主人が話されるには、信州上田市の「おお西」で3年半、次いで和倉温泉の「加賀屋」で3年半修業され、平成 25 年5月に開業されたとか。ご本人は昭和 46 年亥年生まれの 43 歳、1年生と3年生のお子さんがおいでとか。中々男前の素晴らしい御仁である。近くならばちょくちょく訪ねたくなる店だ。
〔資 料〕
店主:田中哲也さん 創業:平成 25 年5月
住所:〒 926-0211 七尾市能登島向田町 118-25 ☎:0767-84-0655
営業: 11:00 〜 20:00(売り切れ終い) 16:00 以降は要予約 定休日:水曜日
主なメニュー (単位 100 円)
〔盛りそば〕更科(15) 挽きぐるみ・田舎 (10) 二色 (15) 三色 (18) 鴨せいろ (24)
〔かけそば〕かけそば (10) 天ぷらそば (18) 鴨南蛮 (24)
〔冷やかけそば〕冷やかけそば (10) 冷やかけ天ぷらそば (18)
〔一 品〕野菜天 (10) 鴨のサラダ (10) 〔コース料理〕3,000 円〜
〔飲み物〕ビール (6) 日本酒 (4) ノンアルコール (5) ウーロン茶 (3)
2015年4月26日日曜日
能登島のそば屋「生そば 槐」(その1)
1.はじめに
昨年暮れに行なわれた世話人会で、平成 27 年前半の行事予定を決めるに当たって、4月は 23 日月曜日に、能登島にある「生そば 槐」へ行こうということになった。発議されたのは寺田会長で、テレビ朝日でこの店が紹介されたのを観られたとか。誰も行ったことがないこともあって、すんなりそこへ行こうということになった。店名の槐は「えんじゅ」と呼ぶとか、何となく興味が持てた。3月の「あい物」の時もそうだったが、取り敢えず一度は行ってみようということに。それで事務局長の前田さんからは4月6日の月曜日に出かけましょうという連絡が入った。メンバーは寺田会長と私も入って3人、前田さんの車で出かける。
2.「生そば 槐」へ初見参
予定の 9:40 に前田さんの車に同乗し、一路 山側環状道路を経て「のと里山海道」へ。和倉温泉経由ということで、徳田大津 IC まで行き、標識に従って和倉温泉へ。ここから能登島大橋を渡り、能登島向田町へ。ここは合併前は能登島町の役場があったところで、何度か訪れたことがある。目指すそば屋はこの向田にあるのだが、どうも県道沿いではなく、向田の町並みに向かって県道を左へと入らねばならないらしい。前田さんのスマホでは、そば屋の近辺に来ているらしいということは分かるのだが、指示される近辺の小路に入ってもそれらしき店は見当たらず、何回かスマホに表示される場所の辺りをぐるぐる回る羽目に。ところで何度目かの折、看板らしきものがあり、私が見に行くと、そこには「生そば 槐」の看板が。道を左回りに走らせていたので、この字が見えなかったのだった。これは結構分かりづらい。砂利を敷きつめた駐車場に車を停め、指示に従って納屋を通り抜け、店の前へ。着いたのは 11 時過ぎ、ところが今日は 12 時からとある。小雨が間断なく降っている。でも時間があるので近辺をブラつくことに。
今日は小学校の入学式とかで、両親はそれに出るので時間送りになったとか。入口には白地に朱で槐と書かれた暖簾も出され、時間前だったが中へ招じ入れられる。座敷のテーブルに席を取る。メニューを見て「三色盛り」をもらうことに。この店のそばはすべて生粉打ち、十割蕎麦。玄関には信州上田の「手打百藝 大西」で修業し、大西流蕎麦道を伝承していることを証する表札板が掲げられている。暫くして「三色盛り」が出てきた。器は孟宗竹を半分に割った内側を黒く漆塗りしたもの。それに、更科、挽きぐるみ、田舎の三種盛りが、細打ち、しっかりとした打ちでこしがあり、思わず「これは美味い」と唸った。薬味は葱と山葵、これは会の皆さんにも満足して頂けると確信が持てた。座敷からは手入れの行き届いた小さな庭が見える。食べ終わる頃、珠洲焼の鉢に蕎麦湯が、変わった風情のある趣向だ。
私たちがいる間に2組の客が。よくぞ辿り着かれたと思う。主人では、ナビで来られる時は、電話番号ではなく、地番を入力した方が着きやすいと仰る。終わって主人の田中さんからお話を伺う。蕎麦は信州産、挽きぐるみと田舎は玄蕎麦を少し小さめの石臼で自家製粉しているが、更科は自家製粉できないので、更科粉を仕入れているとかだった。帰りに2週間後に十名ばかりで来ると予約する。一人3千円位にして、三色盛りを入れて欲しいというと、3千円では二色盛りになるとか、そこを無理に三色にとお願いしたところ、私たちの熱意も汲まれて、じゃ量を調整して要望に応じましょうということになった。感謝々々。
帰りに、七尾市府中にある能登食祭市場へ。寺田会長と前田局長のお目当ては「はちめの味醂干し?」とか、でもこの日私はパスした。ところで後日、会長からは大変美味かったと吹聴され、それではと買うことに。ところが家内がこれは大変美味いとのご託宣、今度寄ったらぜひ買うようにと約束させられる羽目に。
金沢へ帰る途中、七尾市国分にある欅庵に立ち寄った。主人の岡崎さんとは古い付き合いだが、開業して 10 年、遠いこともあって、私は年に1回か2回しか寄っていないが、ここの「辛味おろし蕎麦」は、吟味された辛味大根を使っていて、私は大好きだ。もっともあまりにも辛くて敬遠される方もおいでるが。ここも自家製粉、生粉打ち、十割蕎麦に拘っている。注文は「辛味おろし蕎麦」と「天ぷらもり蕎麦」、器は羽咋の気多大社近くで焼かれる大社焼とか、素朴な白を基調とした器である。そばは丸抜きの挽きぐるみ、細打ちで量は多め、古民家の一角で暫し寛いだ。さすが満腹となった。またの再訪を約して辞した。
昨年暮れに行なわれた世話人会で、平成 27 年前半の行事予定を決めるに当たって、4月は 23 日月曜日に、能登島にある「生そば 槐」へ行こうということになった。発議されたのは寺田会長で、テレビ朝日でこの店が紹介されたのを観られたとか。誰も行ったことがないこともあって、すんなりそこへ行こうということになった。店名の槐は「えんじゅ」と呼ぶとか、何となく興味が持てた。3月の「あい物」の時もそうだったが、取り敢えず一度は行ってみようということに。それで事務局長の前田さんからは4月6日の月曜日に出かけましょうという連絡が入った。メンバーは寺田会長と私も入って3人、前田さんの車で出かける。
2.「生そば 槐」へ初見参
予定の 9:40 に前田さんの車に同乗し、一路 山側環状道路を経て「のと里山海道」へ。和倉温泉経由ということで、徳田大津 IC まで行き、標識に従って和倉温泉へ。ここから能登島大橋を渡り、能登島向田町へ。ここは合併前は能登島町の役場があったところで、何度か訪れたことがある。目指すそば屋はこの向田にあるのだが、どうも県道沿いではなく、向田の町並みに向かって県道を左へと入らねばならないらしい。前田さんのスマホでは、そば屋の近辺に来ているらしいということは分かるのだが、指示される近辺の小路に入ってもそれらしき店は見当たらず、何回かスマホに表示される場所の辺りをぐるぐる回る羽目に。ところで何度目かの折、看板らしきものがあり、私が見に行くと、そこには「生そば 槐」の看板が。道を左回りに走らせていたので、この字が見えなかったのだった。これは結構分かりづらい。砂利を敷きつめた駐車場に車を停め、指示に従って納屋を通り抜け、店の前へ。着いたのは 11 時過ぎ、ところが今日は 12 時からとある。小雨が間断なく降っている。でも時間があるので近辺をブラつくことに。
今日は小学校の入学式とかで、両親はそれに出るので時間送りになったとか。入口には白地に朱で槐と書かれた暖簾も出され、時間前だったが中へ招じ入れられる。座敷のテーブルに席を取る。メニューを見て「三色盛り」をもらうことに。この店のそばはすべて生粉打ち、十割蕎麦。玄関には信州上田の「手打百藝 大西」で修業し、大西流蕎麦道を伝承していることを証する表札板が掲げられている。暫くして「三色盛り」が出てきた。器は孟宗竹を半分に割った内側を黒く漆塗りしたもの。それに、更科、挽きぐるみ、田舎の三種盛りが、細打ち、しっかりとした打ちでこしがあり、思わず「これは美味い」と唸った。薬味は葱と山葵、これは会の皆さんにも満足して頂けると確信が持てた。座敷からは手入れの行き届いた小さな庭が見える。食べ終わる頃、珠洲焼の鉢に蕎麦湯が、変わった風情のある趣向だ。
私たちがいる間に2組の客が。よくぞ辿り着かれたと思う。主人では、ナビで来られる時は、電話番号ではなく、地番を入力した方が着きやすいと仰る。終わって主人の田中さんからお話を伺う。蕎麦は信州産、挽きぐるみと田舎は玄蕎麦を少し小さめの石臼で自家製粉しているが、更科は自家製粉できないので、更科粉を仕入れているとかだった。帰りに2週間後に十名ばかりで来ると予約する。一人3千円位にして、三色盛りを入れて欲しいというと、3千円では二色盛りになるとか、そこを無理に三色にとお願いしたところ、私たちの熱意も汲まれて、じゃ量を調整して要望に応じましょうということになった。感謝々々。
帰りに、七尾市府中にある能登食祭市場へ。寺田会長と前田局長のお目当ては「はちめの味醂干し?」とか、でもこの日私はパスした。ところで後日、会長からは大変美味かったと吹聴され、それではと買うことに。ところが家内がこれは大変美味いとのご託宣、今度寄ったらぜひ買うようにと約束させられる羽目に。
金沢へ帰る途中、七尾市国分にある欅庵に立ち寄った。主人の岡崎さんとは古い付き合いだが、開業して 10 年、遠いこともあって、私は年に1回か2回しか寄っていないが、ここの「辛味おろし蕎麦」は、吟味された辛味大根を使っていて、私は大好きだ。もっともあまりにも辛くて敬遠される方もおいでるが。ここも自家製粉、生粉打ち、十割蕎麦に拘っている。注文は「辛味おろし蕎麦」と「天ぷらもり蕎麦」、器は羽咋の気多大社近くで焼かれる大社焼とか、素朴な白を基調とした器である。そばは丸抜きの挽きぐるみ、細打ちで量は多め、古民家の一角で暫し寛いだ。さすが満腹となった。またの再訪を約して辞した。
2015年4月1日水曜日
シンリョウのツブヤキ (14)12〜3月の花
12月〜3月に庭 (露地) で咲いた木々と草花
植物名は50音順とし、種名・別名(科名 属名)の順に記した。
種名の後の( )内数字は、その月に開花が確認できたことを示す。
植物名の後の〔外〕は、外国原産で安土桃山時代 (1570年) 以降に日本に渡来した帰化植物。
また〔栽〕は、外国原産で明治以降に観賞用などで日本に移入された園芸栽培種。
1.木 本
アオキ(3〜4) アンズ・カラモモ(3〜4) ウメ(3〜4) シナレンギョウ(3〜4)
トサミズキ(3〜4) ヒイラギナンテン(3〜4) ヒサカキ(3〜4) ヤブツバキ(12〜4)
以上 12月 1種(1科 1属)
1月 1種(1科 1属)
2月 1種(1科 1属)
3月 8種(6科 7属)
2.草 本
カンアオイ(3) カンスゲ(3〜4) キバナクロッカス〔栽〕(アヤメ科 サフラン属)
クリスマスローズ〔栽〕(キンポウゲ科 クリスマスローズ属) スイセン(1〜4)
スズメノカタビラ(3〜6) ダッチアイリス〔栽〕(1〜4) タネツケバナ(3〜4)
ハコベ(3〜4) ヒメツルソバ・カンイタドリ〔栽〕(4〜12)
ヒメリュウキンカ〔外〕(3〜4) ミスミソウ・ユキワリソウ(3〜5)
ミミナグサ(3〜4) ラッパズイセン(ヒガンバナ科 スイセン属)
植物名は50音順とし、種名・別名(科名 属名)の順に記した。
種名の後の( )内数字は、その月に開花が確認できたことを示す。
植物名の後の〔外〕は、外国原産で安土桃山時代 (1570年) 以降に日本に渡来した帰化植物。
また〔栽〕は、外国原産で明治以降に観賞用などで日本に移入された園芸栽培種。
1.木 本
アオキ(3〜4) アンズ・カラモモ(3〜4) ウメ(3〜4) シナレンギョウ(3〜4)
トサミズキ(3〜4) ヒイラギナンテン(3〜4) ヒサカキ(3〜4) ヤブツバキ(12〜4)
以上 12月 1種(1科 1属)
1月 1種(1科 1属)
2月 1種(1科 1属)
3月 8種(6科 7属)
2.草 本
カンアオイ(3) カンスゲ(3〜4) キバナクロッカス〔栽〕(アヤメ科 サフラン属)
クリスマスローズ〔栽〕(キンポウゲ科 クリスマスローズ属) スイセン(1〜4)
スズメノカタビラ(3〜6) ダッチアイリス〔栽〕(1〜4) タネツケバナ(3〜4)
ハコベ(3〜4) ヒメツルソバ・カンイタドリ〔栽〕(4〜12)
ヒメリュウキンカ〔外〕(3〜4) ミスミソウ・ユキワリソウ(3〜5)
ミミナグサ(3〜4) ラッパズイセン(ヒガンバナ科 スイセン属)
以上 12月 1種(1科 1属)
1月 3種(3科 3属)
2月 3種(3科 3属)
3月 14種(8科 13属)
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