2017年1月7日土曜日

平成28年の師走を振り返る

3日(土) OEK 第384回定期公演(マイスターシリーズ)
 この日の指揮者は OEK の名誉アーティスティック・アドヴァイサーのギュンター・ピヒラー、ピアノはモーツアルト国際コンクール優勝者の菊池洋子、モーツアルトとロッシーニの曲が各2曲演奏された。曲目は前半がロッシーニの歌劇「どろぼうかささぎ」序曲とモーツアルトのピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」K. 537 、後半はロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲とモーツアルトの交響曲第36番ハ長調「リンツ」K. 425 、4曲とも比較的よく演奏される曲とあって、リラックスして聴くことができた。それにしても名指揮者のピヒラーさんの指揮ぶりは実に端正で丁寧、実に清々しかった。また日本を代表するピアニストの一人でもある菊池さんの演奏は華麗で躍動的だった。この日の4曲の演奏には実に感動した。
4日(日) 木村家御十夜
 浄土宗でいう御十夜とは浄土真宗でいう報恩講にあたる。いつも毎年暮れの12月に行なっている。今年も妹夫婦、次男家族、故三男家族がお参りしてくれた。導師は金沢市中央通町 (旧宝船寺町) にある佛海山法舩寺の住職、ほぼ1時間の法要だった。
5日(月) 耳順会忘年会
 耳順会は平成15年に、あるきっかけで生まれた金沢泉丘高校第7期卒業生有志の会のことで、当初は15名で発足したが、既に4名が他界してしまった。この会は3ヵ月毎に開くことにしていて、12月は温泉で1泊することにしている。今年の宿は山中温泉の「よしのや依緑園」、以前は大変格式の高い旅館だったが破産し、現在は湯快リゾート傘下のグループになっている。この宿、食事は申し分ないが、人件費を極力抑えているのが伺われ、ただその分大変廉価なのが驚きだ。この宿には能舞台もあり、格式は随分と高い。でも今は客層は老若男女と様々、随分と多彩な人が利用して賑わっているようだ。聴けば半年前の予約解禁時期に申し込まないと予約しづらいとかだった。今回は6名の参加だった。
15日(木) OEK ファンタスティックオーケストラコンサート
 今シーズンのこのシリーズは、県立音楽堂洋楽監督の池辺晋一郎の企画で、延べ5回に渡って行なうクラシック・ベスト100の第1回の演奏会。この日のテーマは「モーツアルト」、全部で8曲紹介するとあって、どうしても端折らざるを得ないこともあって、随分中途半端な企画だと感じた。指揮は新進気鋭の田中祐子、若さを売りにしたピチピチした指揮ぶりだったが、はしゃぎ過ぎな嫌いがあって頂けなかった。その外に歌曲とオペラのアリアが8曲、スクリーンに登場した名曲が4曲、それにお喋りも付いて凡そ2時間半、盛り沢山過ぎて、器からこぼれ落ちた感があった。
16日(金) 今冬初の積雪
 朝起きると何と初雪、5cm ばかりだったが、車に積もった雪は除かねばならなかった。でも日中は晴れて気温も上がり、午後は身障者の ETC 割引の手続きに市役所へ出向いた。
17日(土) 湧泉会例会
 毎月第3土曜日の11時半に、耳順会のメンバーの有志が、金沢ニューグランドホテルで昼食を共にして駄弁ることにしている。話題は実に多岐にわたり、しかも次から次へと、よくぞと思う程の話題の提供と談論、この日も切り上げたのが午後4時、正に老人の井戸端会議、こうも長いと少々食傷気味になってしまう。ホテルでは招かざる客なのでは?。6名参加。
18日(日) 新築マンションの内見と探蕎会世話人会
 次男が銀行マンで相続税対策もやっていることから、その節税対策の一環として、私にも借金をしてマンション経営をと勧められた。もっとも相続税を支払うのは当人であるからして、それに乗っかることにした。6月下旬に基礎工事に入り、8月27日に地鎮祭、そしてこの日敷地222坪に鉄骨3階建て、1階は駐車場や物置、2階3階に 1LDK 16 室のマンションが出来上がった。名称は「木村」のフランス語表記の「ボワ・ヴィラージュ」にした。ところでこの名前をインターネットで見てみると、全国で同じ表記が3件、似た「ボア・ヴィラージュ」が7件あったのには驚いた。来る4月には満室になって欲しいものだ。
 そしてこの日の夕方6時から探蕎会世話人会の忘年会が、この3月末で建て替えのため閉店になる金沢都ホテルの「杜若」で行なわれた。金沢駅には6時前に着いていたが、6時半とばかり思い込んでいたものだから、家内から連絡を受けて出向くと、既に皆さんお待ちで大変恐縮した。今後の探蕎会の在り方についても、いろいろ意見が交わされた。
20日(火) 日赤内科で糖尿病外来での定期検診
 3ヵ月に一度、指定された日に検診を受けている。このところは小康状態が続いている。
21日(水)〜  31日(土) 押し詰まった年末の繁忙期の11日間
 暮れが押し詰まっても、マンション関係の手続き事務や財務処理の事前相談、それに生産組合の事務引継や前々から頼んであった家の修繕の立ち会い等々、それに家の片付けや掃除、正月用品の買い物やお歳暮のお返し、それに楽しい会食が3件、入院している叔父への訪問が2回、そして30日からはお正月料理作り、そして大晦日。暮れから正月にかけては、長男家族4人、次男家族が4人、故三男家族が3人が一堂に会することに。慌ただしさと楽しさのひととき。