2018年12月13日木曜日

今年の同窓会・同門会・同好会(4)

(4)退職後の会
「一般社団法人 石川県職員退職者会」
 私は昭和35年に石川県に奉職し、平成8年に退職した。退職後は大部分の人は表記の退職者会に入会する。同時に県内に6つある支部に所属することになる。私は白山総支部に所属する。支部では毎年春に総会が懇親会を兼ねて催されるし、また全体の定期社員総会も支部総会の後の5月30日に金沢市の石川県文教会館で開催される。また全体の会員研修会・懇親会が秋に和倉温泉「加賀屋」で開催される。私も時々出席しているが、何故か女性の参加が多い。また例年秋には3泊4日の国内旅行、春には7泊9日の海外旅行を行っているが、本来は退職者がメインなのだが、知人の同伴も可ということで、参加者は国内で2千人、海外で1千人の規模、従来は農協さんが有名だったが、今ではこちらが国内最大の規模と聞く。私も家内と北は北海道の利尻や知床から、南は沖縄・石垣までツアーに参加してきた。外国旅行にも家内が友人と参加したことがある。現在会員は2千名を超える。年会費は3千円である。年3回機関誌が発行される。
「椎の実クラブ」
石川県職員で、退職時の職位が担当課長職以上の職にあった者が入会できる。毎年春と秋に知事も出席され、会員の叙勲受賞者と米寿の方々のお祝いを兼ねて、毎年金沢ニューグランドホテルで開催される。現在の会員数は6百名強である。年会費は2千円。

(5)同好会
「探蕎会」
 この会は我が師の波田野先生が公職を辞された時に立ち上げられ、5人のサポートで発足した。平成10年のことである。そして波田野会長と松原副会長が会を牽引された。また発起人の塚野さんは会員そば打ちに貢献され、同じく前田さんは事務局として連絡・調整・会誌の発行に尽力された。また全国各地へのそばツアーの立案・遂行には、後任副会長の久保さんの尽力が大きかった。一方で会の行事の目玉だった越前丸岡蕎麦道場への春秋の訪問も、海道さんの体調不良で中止になり、また湯涌みどりの里での会員そば打ちも終いとなり、また久保副会長が急逝されてからは、県外への探蕎ツアーの立案もままならず、会の行事は低迷した。そして平成29年12月に開かれた世話人会で、前田事務局長から、会員の高齢化もあり行事の遂行がこんなんになったので会を解散してはという動議が出され、総会に諮ることになった。明けて平成30年3月の総会では、寺田会長も90歳を超えられていることもあり、事務局の案は承認された。そして会報も第64号( 2018.4.30 ) が最終号となった。20年の歩みだった。
「石川県巨樹の会」
 この会は平成元年 ( 1989 ) に里見信生先生によって創設された。先生は波田野先生とは旧制中学校では同期だったとか。また私の叔父の木村久吉とも親交があった。金沢大学が戸田学長の時の構想で、薬学部が城内に移ることになり、まず生薬学教室が旧旅団司令部跡に引っ越したことがあったが、その折に先生とよくお会いした。石川県の文化財保護委員が叔父から里見先生に代わった後、旧県庁横の通りにあるアメリカ楓の並木を提案されたのも先生である。先生がこの会を創設された折に勧誘され入会したが、年1回の総会と年2回の巨樹探訪会がメインの行事なのだが、サボリ勝ちで真面目な会員とは言いがたかった。今年創立30周年を迎え、その記念式典と講演会に参加した。開催されたのは平成30年11月25日(日)、会場は ANA ホリデイ・イン金沢スカイ、全国巨樹・巨木林の会の高橋進会長の記念講演もあり、久しぶりに旧知の人達にも出会った。しかし会場に参集した御仁はみな高齢、という私も傘寿を過ぎている。この会の今後の舵取りをどうするのか、それが差し迫った重大な問題である。

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